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「アハハハ、ちょ、も、無理!!ふ、アハハハハハ」
笑っているのはさっき堪えようと頑張っていた、咲宮先輩。
キャラ崩れまくりですね。
辺りを確認すれば、長い付き合いだという生徒会メンバー、親衛隊の皆様。そして食堂にいたその他の生徒唖然。
としている間も咲宮先輩大・爆・笑!
なんか先輩可愛いんすけどwww
とりあえず写メっとこwww
俺同様に復活した生徒は携帯片手にキャーキャー言いながら写メったり、動画を撮影し始めていた。
それからたっぷり10分ほど経ってから咲宮先輩復活☆
「ふふふ、はぁー。椎葉君あまり面白い言動を取らないでください」
言いながらいつもの調子で俺に笑いかけてくれる。だがしかし、俺は血の気が引いていく。
なぜかって?
それはなぁ。
なぜか咲宮先輩が俺を名前呼びしているからだ。
今までは稲瀬君と、苗字だった…
つまりこれって…
「ヤベ。副会長フラグ建ち始めてる?」
無意識にこぼれた言葉。
眼前にフラッと咲宮先輩が現れた。
「ええ、みたいですよ。椎葉君、私の事は今度から王李で構いませんから」
名前呼びイベントですね!!
しかしぜひとも俺以外で発生させて欲しかったDEATH☆
だから俺は全力で断る!!
「そんな恐れ多いこと出来ませんっ!!結構ですから俺の事は忘れて下さい!!」
そう言い切ると俺は食堂を猛スピードで逃走した。
後でよく考えればすぐにわかる。
この行動でフラグは完全に回収されたであろうと。
俺のおバカ!!
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