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ぐぅぅぅぅきゅるるるる~
「ハラ減った…」
俺のお腹の虫が元気に大合唱中。
逃げたはいいがよく考えりゃフラグ回収してしまったし、昼飯を食っていない。
俺は元気な平均的高校男児。
つまるところ昼飯をくいっぱぐれるということは午後死亡を意味するのである。
とりあえず何か食べたいので、ゆらゆらと購買部に向かい、物色開始。
…購買も豪華だな。
なんか値段もおかしい気がするしwww
我が家は平均的な家庭なので、一番安いお手頃なおにぎりを3個と野菜ジュース一本。
それからカロリーメイトを購入する。
足りるかな?
ま、仕方ないな。
教室で食べようかとも思ったけど、今日はいい天気だったし、教室でぼっちは悲しいから中庭で食べることにした。
ホントは丁度通りかかったからなんだけどなwww
ぶっちゃけここが中庭かどうかもよくわかってないっていうwww
似たようなとこいくつかあるらしいし。
ま、中庭っぽいからここ中庭ってことにしとこう。
スタスタベンチの方へ行く。
しかしここには先客がいたらしい。
やっぱ、イケメンなんだな。
「ん?稲瀬君だよね」
おろ?
俺の事知っていらっしゃると。
しかし、ネクタイが黒い。
つまり、風紀委員の方ですか。
「はい。なんで俺の事わかったんですか?」
ここって個人情報とかプライバシーってどうなってんだろうな。
「僕は見ての通り風紀委員でね。S組の生徒は高確率で厄介ごとに巻き込まれたり、起こしたりされるからね。名家の坊ちゃんたちと各学年のS組は全員把握してるんだよ」
学園の平和の為に頑張っていらっさたのでしたか。
しかし、俺この人の事知らないからなぁ。
とりあえず名前聞こっと。
「えと、俺稲瀬 椎葉です。良かったら名前を教えてもらってもいいですか?」
一瞬きょとんとした後で律儀だねぇといいながら教えてくれた。
「英 翆‐ハナブサ スイ‐2年で風紀の副委員長だよ」
え?
風紀副委員長?
ちょっと待て。
フラグの予感www
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