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しかし、俺がランキング入りするとかマジないだろ…。
とりあえず副委員長なマジメ君高杉に確認。
「さっきのランキングって…」
「あぁ、稲瀬入ってたね。それがどうかしたの?」
「いや、俺なんかがなんで…。まだ入学してから1月半位だよな?」
そういうと、クラスメイトから客として来ていた生徒達までハァ?という顔をされた。
いや、俺のセリフだから!!
「なんでって、稲瀬お前有名だぞ?外部だし、学年2位だし、普通にかっこいいし、先生・先輩受けもいいわで。
ナニ?自覚なしか?」
先生とか先輩受け良かったっけ?
なんじゃそりゃ的なアホ面してたら高杉にアホを見たと、言わんばかりの呆れた顔で見られた。
「お前、勉強できるけど真面目に授業聞くだろ?」
そりゃ、学生の本分だし。俺聞かないと勉強できなくなるし。(ハルみたいに主人公補正なんてかかってねぇよ)
俺根がマジメだし。
「食堂で、面白いことやってただろ?」
あれは単純にやらかしただけだけどな。
あの後めちゃくちゃ後悔した。どんだけ目立ってんだ俺は、って。
まぁ、代わりに咲宮先輩とか、英先輩と仲良く(?)なれたんだけどさ。
「部活…剣道部だっけ?先輩とうまいことやってんだろ?」
上下関係って大切だからな。
例え苦手な人だろうと、そんくらいかわせないと将来もっと苦労するに決まってんだから。
こんくらいでこじれてたら社会人になっても苦労するぞ?
てか、高杉。
今言ってることが答えになるのか?
「先生からは優等生なノンケを開発してみたい。同級からはカワイイし、人懐っこい。先輩からはいい後輩だし、いろいろ教えてやりたいなぁ。なんて意見が…」
「もうやめてぇぇ!!俺のライフはもうゼロよぉぉぉ!!
誰だよ!そんなアホな意見言ってんのは!?聞きたくなかったぁぁ!!!!」
なんだよそれ!?俺ノーマルだから!!
腐男子受けとか2次元だけでいいんだよ!!
俺以外でリアルに存在させろよ!!
客の前で何やってるのかって?
気にしてられっかよ!!
俺の貞操の一大事だぞ!?
「まぁ、ドンマイ。ご愁傷様です」
打ちひしがれる俺の肩をポムポムと叩き慰めてから、落としてくれた。
そんな高杉はノーマルです。
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