俺と文化祭。

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「というか、お前ノンケだったのな」 一旦注文を告げるため離れ、お冷を持って進藤夫婦のテーブルへ帰った俺に進藤は突然俺の顔をマジマジと見ながらつぶやいた。 いや、そんな見なくてもノンケだからな。 「なんすか。ぶしつけに」 「お前一ノ瀬と毎晩寝てんだろ?」 「ぶはっ!」 「きゃー!!なに?椎葉くんったら彼氏君がいたの!?いたのね!!」 寝てるけど!確かに一緒に毎晩寝てるけど!!ニュアンスが違う!! ん?でも、周りから見たらそういう…こと、だよな? 確かに食堂でもそんなこと言われたこと、あったし。 俺が思考に耽っているとナニを勘違いしたのか眞子さんがキャーキャー楽しそうだった。 から、訂正させてもらうことにしよう。ついでに誤解も解いとこうっと。 「確かに毎晩添い寝してやってますけど、添い寝ですから!裏は全く入ってないですから!」 「恥ずかしがらなくてもいいのよ!!因みにお相手の子はどんな子なの!?」 「一ノ瀬って言って、高等部の生徒会会計だよ。ほらさっきミスコンで会長と風紀に告られてた…」 「!!チャラ男攻めの腐男子ノンケ受け!?やるわね~!椎葉君おいしいじゃない!!夜の関係をもうちょっと詳しくおねぇさん知りたいわ」 「だから違うっつてんでしょうが!!ハルとは友達です!あいつ一人じゃ寝れないって誰でもいいから寝る~っていうからそんなのダメだって俺が寝てるんですよ!!」 必至に説明するが相手は腐女子。 「つまり、誰でもじゃなくて俺とだけ寝てろ…ということね。浮気性な彼氏に嫉妬しちゃうのよね。わかるわ! もう、そんな否定しなくてもいいのに~」 やっぱり通じねぇ!! わかってたさ! 俺だって受けが俺じゃない腐男子ならそうとるよ!! 「だから~!!」 「どうしたの椎葉君、今日はもう店じまいの時間だよ?」 不意にかけられた癒しの声そこにいたのは… 「一華ぁぁぁ!!」 がばっと振り向きざまに抱きつきにかかっちゃいました☆
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