俺と文化祭。

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ゆっくりと頬に手を添えられる。 これはもしかしたらもしかしたりしちゃうんですかぁ!?!?!?!? 徐々に咲宮先輩の顔が近づいてきてるよう!? ちょ、たんま、たんまぁー!! 心の中で叫ぶけど咲宮先輩の顔は止まらない。 直視できなくなって、ギュッと目をつぶった。 そして・・・ ぞわっと鳥肌がたったーーーー!!!!!!! 顔にはこなかった!!唇にはこなかったーー!!!! でもでもでもでもでもでもでもでもでもでもでもでもでもぉぉぉぉぉーー!! K、く、くくくくくくくくびくび首・・首に何か生暖かいものがぁ!? 湿ったそれで首筋をたどり鎖骨までなぞられて、ぞわぞわとはだが粟立つのがわかるんだが!! 「ッン!?」 不意に強く吸い付かれる。 思わず声でたーーー!?!?!? 待て待て待て待て待て待て待て待て待て待て待たんかーーーい!! なにコレなにコレなにコレなにコレぇぇぇ!! 頭はパニック。 現実もパニック。 絶対さっきリンチられた時よりもぱにくっている俺。 俺以外ならばこの状況はひっっっっじょーーうにおいしいっ!! 禿るほどに!! 駄菓子菓子!! 俺自身はガチでアッチ系ではないのだ!! 見てたいだけなんだ!! もう無理もう無理もう無理もう無理もう無理!! 「っ!!すみません、啼かすつもりじゃなかったんです」 そういいながら首から舌をはずし頬に添えられていた手で涙をぬぐう咲宮先輩。 いつの間にか泣いてたらしいな…。 ゆっくりと瞼を開き咲宮先輩の顔を見る。 けど、俺は気付いてんだ!! 泣くが、啼くと変換されていることに!! そうこの人も腐男子…つまり俺をからかってるんだろそういうことにしろやハゲッ!!
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