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ガッタンッッ!!
押さえ込まれていたけど、思いっきり突き飛ばして咲宮先輩をベッドから突き落としてしまった。
だが後悔はしていない!!
してたまるかアホ!!
ばっとベッドから飛び起きて進藤が用意してくれたジャージを上に羽織ると保健室を飛び出した。
「椎葉っ!!」
後ろから咲宮先輩の声が聞こえた気がしたけど、そんなの構ってられるわけがない。
誰もいない廊下を駆け抜け、俺は寮へと走った。
ガチャ、バタンッ!!
「!?椎葉君」
部屋に帰るともう帰っていたらしい一華が驚いて声をかけてきたけど、何も言わずシャワールームに入り、カギをかける。
羽織るだけだったジャージをばさりと脱ぎ捨て下も適当に脱ぐと蛇口をひねり頭っからシャワーを浴びる。
最初は冷たかったけど、徐々にあたたかく・・・
「アッチィ!?」
どんどん上がって熱くなりやがった。
急いで温度調節をする。
丁度良くなったところでズルズルと浴槽に座り込んだ。
なんかいろいろありすぎて頭おかしくなりそうなんだが…。
気持ち悪い。
これが一番に来た。
ありえないだろ…
大体咲宮先輩ミスコンの時ガチ告白してたし…
?してたよな。
じゃあなんで俺にあんなこと・・・・・・
ボフン//////////
思い出して顔がまた熱くなってきた。
いや、大したことされてはないけど。
いやいややっぱ大したことだわ。
俺、耐性ないなぁ。
うん。俺ノーマルだわ。
気持ちを徐々に落ち着けながらさっき貼ってもらったばかりの湿布やらガーゼやらを外しながら身体を流した。
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