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「一華~?ちょっと手伝って…アレ、ハルに馨来てたのか」
リビングのドアを開くとそこには定位置に一華そしてハルと馨がそれぞれくつろいでいた。
そして俺の姿を見たとたんに馨がアホなことを言ってきやがった。
「なに椎葉そんな格好で。手伝ってほしいことってもしかしてオナ「言わせねーよ!?」えー?じゃあやっぱりそういうのを「手伝わせないからな」なーんだつまんないのー」
今そういうのちょっといつものように冗談として受け付けれないんだが。
確かに今背中の方を手当してもらおうと思ってパンツ一丁のバスタオルひっかけただけのせくすぅぃーな格好ですけどww
俺がやったところでそんな需要はどこにも存在していないんだから老若問わずやる男の家庭の姿的なものでしかないはずだ。
いや、しかし俺の知る家庭にはこんな人がいっぱいいるはずとなっているだけで、金持ちなこいつらにそういう常識(?)はないのか?
一人首を傾げていると立ち上がり近づいて来たハルに頭をガジガジとひっかけていたタオルで拭かれる。
「椎葉いつも言ってるけどお風呂上がったら髪ちゃんと乾かさないとだよ。風邪ひいちゃうよ~?」
「う、ありがと」
えぇ。いつも言われておりますとも。
つか、こいついろんなキャラもちすぎじゃね?
今度はオカンかよwww
「椎葉君背中の方僕がやるから、髪が乾いたらベッド行こう?」
一華から誘われちゃったww
こんなこと言われたら男としてちゃんと相手を((ry
なんていうかいい友達ばっかりでお兄さんはその優しさに涙が浮かぶかもわからんですよ。
「にしても椎葉結構いい体してるね」
「!?黙れ!!節操なしめ!!」
ハルに髪乾かしてもらってたら横で見てた馨がそんなこと言うんだもの。
今日の事を思い返すとこんな本音しか出ないわ。
「節操なしって…まあ、ないけど」
「そうだろうが。だけどまぁいろんな体を見てきたであろう馨が言うんだから俺の筋肉も捨てたもんじゃないな」
伊達に剣道やってないぜ!!
くふ。さりげなく嬉しかったりする♪
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