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「そうか……俺参加してたのか。北條、俺クラス会の記憶が……」
北條はメロンを皮ごと頬張った。
「むぐむぐ。そうだ!ラプラスの霊人、アレやってくれよ」
隼人は北條が口から噴き出したメロンの汁をテーブルクロスで拭き取った。
「メロン皮ごと食うなよ」
「いいから、いいから、ほら!」
北條は隼人に促した。
「アレって、何だ?」
隼人は呆れながら、烏龍茶を一口飲んだ。
「アレだよ、アレ。クラス会でもかなり当たっただろ」
「だから、俺はクラス会の記憶が……」
北條は隼人の肩にもたれかかった。
「“予言”だよ、ラプラスの霊人」
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