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【環境にやさしい草原】
「おい、早く倒せよ」
「うっさい、わかってる」
村を出て早速スライムに遭遇しましたが、ネイは何かブニョブニョしてて気持ち悪いとか言って、なかなか攻撃してくれません。
「ぷにょん」
「うわぁぁぁ!?何か喋った」
完全に怯えてますね。
「ぷにょーん」
謎の掛け声を発したスライムは、そのままジャンプして体当たりを仕掛けてきた。
「まずい、攻撃がくるぞ」
「うわぁ!?きもいきもいきもい」
そう言うとネイは、目を閉じながら木の剣を振り回した。
「おい、ちゃんと狙えって。おい!」
全く聞こえてない。いきなり全滅ですか?
そう思った次の瞬間、奇跡が起こった。
「ぶにゃ」
変な声が響いたと思うと、ネイの剣がスライムを真っ二つに斬っていた。
スライム
HP10→0
「きもいきもいきもいきもい」
だがそれに気付かずブンブンと振り回すネイ。
「おい、ネイ。ネイ!」
「…ん?」
やっと目を開け辺りを見渡す。
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