Lv:0 それは旅立ちの光

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━帰り道…━ 『アンタいつも寝てるけど何の夢見てんの?』 リオはユウタに問掛けた。 『…………………………覚えてない……?』 ユウタは微かに覚えているのだがそれが出てこない。 『なんで疑問系なのよ♪』 リオはユウタを軽く馬鹿にしたように笑った。 『んーー……いつも同じ夢を見るんだ…でも何も覚えてない……』 『クスクス…変なの♪』 『フフ…だね♪』 家に着いたユウタは本を読んでいた。 それは大好きな"ドラゴンクエスト"の本だ。 『…………』 読んでいる内にユウタは寝てしまった 「…助……け………て……!!」 『…ん、僕いつの間にか寝てたみたいだな………』 ユウタは目をさまし、もう一度本に手をつけた。 すると本は激しく光だした。 『!?うわっ、眩し!!』 光がユウタを包む。 『助け……て!!』 『助けて!!』 段々声がハッキリと聞こえてくる。 『!?誰…誰なんだ!!』 『お願い!!助けて…』 ユウタ『君誰なんだ!?僕はどうすればいいの?』 『お願い、私を…この世界を助け……て……!!』 次第に声がまた遠くなっていった。
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