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今日は高校の入学式です。
入学式が始まるまであと30分しかない。
それなのに暢気にベッドで寝ている人物がいる。
この人物こそ本作の主人公の氷室唯(ヒムロユイ)である。
唯「ぅうん…………zZZ」
一人暮らしの彼女を起こす者は居ない。
唯一起こしてくれるはずの目覚まし時計は沈黙したままだ。
唯「ってうえぇっΣ(゜Δ゜*)今何時!?……8時15分!?初日から遅刻はまずいよっ」
慌ててベッドから跳び起き、学校へ行く支度を急いで始める唯。
唯「よしっ。準備完了~!」
制服のブレザーを着た唯は間違いなく特上の美少女だ。
長い艶のある黒髪をポニーテールにしており、彼女の白い肌が際立ち更に美少女度が増している。
唯「じゃあお母さん、お父さん行ってくるね。」
母と父の遺影に手を合わせ家を出た。
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