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使い続けたボールペンのインクが切れて
かすれた文字と自分自身を重ね合わせた
ふと時計を見上げたら15時30分
まだ帰る時間までどれくらいかな
やれること 出来ることの 分別が付き過ぎた
そんなボクらはまるでロボットみたいだ
少しだけ遠回りしよう 帰り道に思い立つ
家とは反対の 小道に入り込んだ
どこかに散らばった 夢のカケラを
探してアテもなく さまよってみよう
どこにも見つからない 見上げた空には
いつの間にか広がってる 満点の星空
流れ星をおいかけて 走り出した君の姿が見えた気がして
あれからどれくらいの月日 過ぎ去ったんだろうなんて
意味もないことなんて 理屈っぽく考えたりしないで
追いかけ続ける君は 今何をしてるのかな
気付いたらだいぶ遠くに来ていた
子供のころにはこれなかったところまで
何の気なしになんとなく 見上げた空は青く
どこまでも透き通っていたんだ
変わらないものひとつ 守ろうとするたびに
大切なものひとつ 僕の体をすり抜けて
いつしかいっぱいになったこの手じゃ
受け止めきれないのかなぁ
忘れていたものを取り戻そう
大事なものに手を伸ばして
もっともっとたくさん触れてみよう
きれいな手じゃないけれど
もっともっとたくさん汚れてみよう
きれいな服は脱ぎ去って
ぜんしんぜんれい 本気になって 素っ裸になってみよう
同じはずだったスタートライン どこでみんないなくなったのかな
別れた道を逆にたどってさ また会いに行こう
隠したハズの宝物 みんな一つあるはずだから
持ち寄って輪になって 語ろうよ
夢見たころの未来を
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