ゲーム富豪

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僕は高校2年生 神山春樹(かみやまはるき) 今日も学校です。 「行ってきまーす。」 元気よく飛び出した。 またいつものように友達と待ち合わせだ。 幼馴染みの倉持岬(くらもちみさき) 短い髪型のかわいい子だ。 そして丸井千春(まるいはるき) メガネをかけたいかにもおたくなやつだ。 こんな俺たちには同じ趣味がある。 それはおいおい話すが。 そして学校についた。 この学校は猫裏学園。 その学校には一番人気のかわいい子がいる。 愛谷奈々美(あいたにななみ) この子は男女、先生、生徒問わずモテる長い髪の女の子だ。 そして名字の愛谷とは愛谷グループという大財閥で総理も動かす力がある。 つまり大富豪のお嬢様というわけだ。 学校一のイケメンが毎日しつこく告白するが玉砕されている。 そんな学校で俺がピンチをむかえている。 昨日先ほどの友達との勝負に負けて愛谷奈々美に告白しなければならないのだ。 どうしよう そしてついに告白の時間がやって来た。 「愛谷さん。いいかな。」 あのイケメンも友達も遠くで見ているなかで。 春樹はラブレターを渡しながらいった。 「付き合ってくだちゃい。」 噛んだ。 大事なときに噛んだ。 「あいつばかじゃなかろうか。この僕が玉砕されてるのに無駄なことを。しかも噛んでる時点で終わったな。」 イケメンが笑う。 「趣味は?」 愛谷はズバッと聞いてきた。 「きたな。告白する人には必ず聞いている質問だ。僕も聞かれた。ちなみに僕はピアノと料理が趣味さ。そう答えたよ。」 春樹はドキッとした。 趣味といってもオタクでアニメとゲームしかないからだ。 またピンチを迎えた。
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