組潰しに行くど

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わいらの通っている難葉中学校はすごいところにある でもべつに有名な場所にあるとかではない じゃあなんですごいところにあると言うのか‥‥‥ それはこの街で最も恐れられている暁玖高校の道路を挟んで向かい側にある学校だからだ この街の住人の人は絶対近寄らない なぜなら 当然周りには危ないやからがウジャウジャいやがるからだ でもわいは伝説になる男やからそんなんでビビらん ‥‥‥けどあまり行きたくない 小鉄がおるから格好つけてるだけだ ‥‥‥そんな事を思いながらしばらく歩くと難葉中学校が見えてくる、と同時に暁玖高校が見えてくる 「お~い!清春と小鉄やないか」 暁玖高校の校門のあたりから声が聞こえた こいつは竹内知也って言う名前や 通称、情報の竹ちゃん この街で竹ちゃんの知らない情報はないと言うぐらいのすごいやつだ 「竹ちゃん久しぶり」 「おう、悪い情報あるけど聞くか」 「どうせ高いやろ」 わいがそう言うのも無理もなかった むかし、小鉄には彼女がおってん でもこの彼女は二股しとった そのとき小鉄は二股してるってわかってなくてな 異変に気づいたのはわいやった でも確証がなくてな そのとき竹ちゃんに聞いたんや 竹ちゃんに聞いたのは不正解だった 竹ちゃんは知ってると言って笑いよった わいは教えてくれと竹ちゃんに言い寄った すると竹ちゃんは人差し指を左右に動かしタダじゃないぞと言ってきた わいは小鉄のためやと思って1万円用意した でも竹ちゃんは5万と言ってきた たった小鉄の彼女の浮気相手を聞くだけで5万。 わかると思うがかなりのぼったくりだ そのときわいはすぐ諦めた この事があってから竹ちゃんには絶対聞かんとこって思った それなのに今日は竹ちゃんのほうから情報を売ってきた 「わしら今、金がないから情報買われへんぞ」 小鉄が竹ちゃんにふてぶてしく言った 「この情報はタダや。お前らに関わる事やからな」 わいと小鉄は少し嬉しかった いつも情報料をぼったくりよんのにこの情報はタダ すごく興味があった 「あのなぁ実はな‥‥」 竹ちゃんがしゃべりだしたころ向こうの方ですごい音と声がした ガチャン!!   キィィィィ グシャ 「どかんかい!!ワレェ!」 あの声は‥‥‥!?
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