8人が本棚に入れています
本棚に追加
‥‥‥‥とは思ってもやってみなければわからない
一か七か??そんな感じのやつだ
「よっしゃ!やってみようやんけ」
わいと小鉄は顔を見合わせて軽く手と手をたたきあった
「そんなんせんでも俺様に頼ったら一発で済むど」
この声‥‥‥
わいと小鉄は同時に振り返った
そこに立ってたのは“ババちゃん”だった
本名、近藤 晃
こいつはアホみたいに人の物を盗む
べつに盗みの天才とかそう言うわけでもない
でもあんまり捕まったと言う事を聞いた事がない
いわゆる天才である
こうゆうことを繰り返しているうちに周りからは
ババたれ猫、略して“ババちゃん”と呼ばれるようになった
このババちゃんまわりには安藤の事を俺様の舎弟と言っている
あんなマウンテンゴリラみたいなやつがババちゃんの言うことを聞くわけがない
みんなはそう思ってるから軽く流している
当然わいと小鉄も流す
「ババちゃん久しぶり」
わいは軽く手をあげてアイサツした
「俺が今言った事聞いてなかったんか?」
聞いてた、わいはそう思ったが口には出さない軽く流す
「久しぶりババちゃん!なんかええ時計してるやん」
小鉄が何気なく聞いた
「ええやろええやろ。もらってん」
「へぇ~誰に?」
わいも何気なく聞いてもうた
「わからんのか?よう見てみ」
ババちゃんはそうゆって時計をわいの前に持ってきた
‥‥‥見覚えがある
マジか!?
こいつはアホか?
いやそれは知ってるけど
こんなん自分で死刑してくださいって頼んでるようなものだ
「まだわからんのか?しゃあないな教えたる。これはな‥‥‥」
あかん!聞いてもうたら
あの人に共犯者と思われたらわいらまで殺される
「あっやっぱりいいわ!じゃあババちゃんバイバイ。来世で会お!」
そう言い残して
わいと小鉄は急いで店をでた
最初のコメントを投稿しよう!