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わいと小鉄は安藤の後ろをとぼとぼ歩いていた
「はよこんかいコラ!」
ものすごく殺したくなる
アホみたいに大腕振って歩いている安藤の背中を思いっきり蹴り飛ばしたい
だかそれは100年はやい
そんな事を思いながら歩いていると安藤がいなくなっていた
はぐれた‥‥‥
でもここで逃げるやつはアホ以外の何者でもない
わいは辺りを見渡した
すると安藤はすばらしく車の通る国道109号線のど真ん中にいた
わいと小鉄はとりあえず安藤の方に向かって走った
キィィィイ!!!
「ちょっとあぶないやないの!」
「乗せんかいコラ!」
安藤はタクシーを捕まえる気だったらしい
「安藤‥‥‥。いやすんませんな、先約ありまんねん」
タクシーの運ちゃんはどうやら安藤を乗せたくないらしい
「センヤクぅ?それはわしより大事なんかいワレコラ!乗せんかったら地獄行きの電車乗せたんぞコラ」
でも安藤はこのタクシーに絶対乗る気だ
タクシーの運ちゃんはため息をついて扉を開けた
「それでいいんじゃい。おい!おまえらはよ乗らんかい」
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