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----あ~だっりぃ…
射手座のサジタリウスはなぜか下界の町の噴水の前で行き倒れていた。
----乙女座代理なんか簡単にみつかんねぇよ…(泣)
何故こうなっているかというと、事は昨日に遡る。
その日、天界の中央にある建物でサジタリウスが仕事をしていると、いきなり天秤座のリブラ(♂)が猛ダッシュしてきた。
まあ案の定ぶつかるわけで、
ドスッ
サ「いってぇ…何事だぁ?」
リ「サジタリウス、大変ですぅぁぁあぁ」
いつもは落ち着いているリブラが取り乱していた。
とりあえず落ち着けよ、と諭し何があったのかきくと、
リ「女王様が…バルゴ様が封印されてしまいました…」
サ「はぁ!?側近の双子は何やってんだよ!」
天界は代々乙女座の一族が納めることになっている。
それがいなくなると、おそらく天界は大混乱するだろう。
それにもうすぐ、女王がメインのパレードがある。
サ「あーーーっ!!こんのくそ忙しいときに仕事ふやすなーー!!」
サジタリウスは頭を掻き乱して叫んだ。
犯人は恐らくダンフォースだろう。女王のことを常日頃嫌っているゴロツキだ。権力もかなりあり、多くの反女王派の連中をまとめている。
サ「…っと、こうしちゃいられねぇ、助けにいくか…」
リ「でもパレードには間に合いませんよ」
サ「じゃあどうすんだよ!いまさらパレード中止にはできねぇよ!」
リブラはしばらく考えた後、つぶやいた。
リ「代理…代理を下界からたてましょう。」
そんな訳で探しているが、なかなか見つからない。
そのとき、上から声が降ってきた。
???「大丈夫ですか?」
突っ伏したまま、その声にこたえるサジタリウス。
サ「あぁ…だいじょぶ。誰?」
ソ「よかった。私はソラっていいます!あなたは?」
なぜか聞いたことのあるような声にむくりと顔を反射的に上げる。
そこには--------女王に瓜二つの少女がいた。
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