過去編

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生まれた頃の記憶は全くない。 覚えているのは波の音と優しい子守唄・・・。 海賊ボンバーは物心ついた時から海賊だった。 金品を奪い、船を襲い、食料を奪う。 船長になるまえの海賊はその性格に満足していた。 だが、船長になった後、彼は一頻りの財宝や食料では満足できなかった。 もっと・・・もっとくれ!! 俺の飢えを、乾きを癒してくれ!!! どんなに価値のある財宝を手に入れても、どんなに美味しいものを食べても、彼は満足しなかった。 狂ったように飢えと渇きを癒そうとする姿は まさに『暴食』 その苦しみから彼を救ったのは一人の少女だった・・・。 海賊編 完
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