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10日後、つまり1月4日に環は渡辺医師になんども驚かれながらも無事退院した
赤環が呟く
「やっとかよ… 正月はやり過ごしちまったし。 あーあ、不幸なこった!」
今更だが環の家族構成などを説明しておこう
母親の明美は、環が高一の時に他界している。 生粋の関西人だ。
父親の信司は多忙でなかなか顔を合わせれない上、無愛想だが温厚な性格をしているからわかりずらい。
見舞いは10日間の内、25日の晩と31日に来た。
姉弟は22歳の姉、灯(あかり)と15の弟、春哉(しゅんや)がいる。
一宮健二についても触れておこう
性格は環の父と非常に良く似ており、かなり気に入られている
容姿端麗の天才で性格も良いと悪い所が見当たらない
…文学を嗜んでいる人にはちょっと違和感があるかもしれない
「容姿端麗」は主に女性に使う言葉なのだ
何故使ったか… それは彼が女性に見間違えるような容姿からに他意ない
何度となく異性同性の告白を断ったのだが、何故か環にプロポーズした。
その結果、今のような関係になっている。
端からみたら百合カップルであろう
見舞いは25日の夕方に来た。父と鉢合わせなかっただけでも幸運(?)だろう
因みに環は、容姿は中の上といった所で勉強はまあまあ。元々の性格は「Kind」と「Funny」を足したような感じで、機嫌がいいと
「Mystery」みたくなる。
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