何かが消えた

2/10
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
今日はクリスマスイヴ 歩道を紙袋を抱えて走るのは主人公の熾織 環(ししき えん)だ。 環は彼氏の健二と待ち合わせている中央公園の横断歩道の前まで来て、健二の姿を探した。 健二がこちらを振り向いた。 環は周りを良く見ずに、一直線に走った。 その時、健二の顔が青ざめた。 環へ向かってトラックが走って来ている。 助けようとしたが時すでに遅し。環はトラックにぶっ飛ばされた 健二はまず、逃げていくトラックのナンバーを確認し、次に環に駆け寄った 揺さぶる、手を振る、呼びかける。 どれも返事はない 119番に電話してから、再度繰り返した。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!