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「いや、あの、え?」
「落ち着けって! …んで、この通り感情はしっかりとあるんだけど、どういうことだ?」
「わかりません… どこかに頭をぶつけたりは?」
「してねえよ」
「じゃあなんかの拍子にふと」
「ならないから深刻だったんじゃないのかよ」
「じゃっ じゃあ…」
「諦めたら?」
「…」
(仮面の事は言わなくてもいいか。 しかし他の人に見えないってのが不思議だなあ… かく言う俺も付けてる感じはしないが)
「とりあえずまあ、原因不明ながら感情の問題は解決したということで… では私はこれから診察がありますんで失礼させてもらいます」
「本当にどうなってんだろな… とりあえず部屋に帰って別のを付けてみっか」
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