第六問 ダイイングメッセージ3⃣

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(答え)石田夢月 「ふむっ……ガーネットか……?」 家に帰った探偵は送られてきたメールをもう一度見直す。 警察にダイイングメッセージが送られてきたことを言ったら念のため回収させて頂くと言われたので、家にあるのでとりに帰ると言って今自宅だ。 実際は言った時にすでに持ってたのだが、知り合いを殺した人物は自分で見つけだしたいと思い、時間を取るために嘘をついたのだ。 しかし、それでもすぐに証拠として提出しないといけないのも事実。 探偵は頭をフル回転させる。 犯人はガーネット しかし、被害者の知り合いにガーネットと言う人物はいない。 探偵は携帯を持って家を出る。 時間が経ちすぎると警察に怪しまれると思ったからだ。 道行く道には色々なお店。 探偵は途中、ある店を見つけた。 ――これは!? あったのは一件の宝石店 彼の頭の中に真実が浮かび上がる。 ――ガーネット 別名柘榴石。1月の誕生石だ。 てっきりガーネットは人を表すものだと思っていたが、誕生日を表すものだったのか。 探偵は一人そう納得する。 しかし、そうなると不可解な点が残るのも事実 「西向く侍」と言う31日無い月日を表す文句。 これから考えるに1月は31日まで つまり1月が誕生日になる人は全体の12分の1より多い これでは犯人を表しきれないのではないか? 再び考え始める探偵 1月と言えば正月? 成人式? いや、違う。 1月の別称は―― そうだ! 睦月だ。確か犯人候補の名前にムツキなる人物がいた。 間違いない。犯人は石田夢月、その人だ。 探偵は警察に着くと、自らの推理を披露した。
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