第2章 とりあえず平凡崩壊。

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「どんまい。これから会議?頑張ってね………ぷっ。」 「おい」 サラサラの綺麗なストレートロングの髪を靡かせた目の前の、この女。 唯一の親友、御手洗ヒメ<ミタライヒメ>。 名字と下の名前がなんともアンバランスなこいつとは、もうかれこれ中学のころからの付き合い。 色白なキメ細やかな肌に、スラッとした体型。 極めつけは、整いすぎてる顔のパーツ。 が、残念なことに、神はやはり二物を与えなかったみたいだ。 「本当に可哀想。また面倒事を押し付けられちゃって……」 「しっかりさっきの多数決であたしの方に手挙げてただろうが。ちなみに鏡見てみろ。おもいっきりニヤけてるぞ」 性格が破滅的に悪い!! わざとらしく嫌味を言ってくるこいつに軽く殺意を抱き、席を立った。 「あら?もう行くの?」 「当たり前。どうせやるんならキチンとやるのがあたしのモットーですから」 「真面目ですこと。私だったら途中放棄だなぁ」 「お前はもっと真面目になった方がいいと思うぞ。今度の期末テスト、ヤバイんじゃなかったっけ?」 ぐぬ、と押し黙るヒメは、やはり神も考慮したらしく、破滅的に頭が悪い。 万年赤点祭。 そして更には、運動も出来ない。 むしろこいつは、容姿しか良いものを神から授からなかったみたいだ。 「…ねぇ、そういえば大丈夫なの?」 「何が。」 やけに静かな声で問われ、すぐに言いたいことはわかったが、もはや答えるのも億劫。
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