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はぁ…。
家に帰るとホッとして大きく息を吐いてソファーに寝転がった。
ブルルルル
携帯が鳴り取り出すと親父から電話がかかってきていた。
「…はい。」
『紗由理さん意識戻ったようだな。』
「…あぁ。」
『個室の手続きしておいた。』
「…いいのかよ。」
『ゆっくり静養してもらう為だ。せめてもの詫びだ…。こんな事くらいしか出来ないがな…。』
「…明日一緒に行くか?」
『…合わせる顔がない。』
「…俺の結婚相手でも?」
『…。』
親父は何も言わなかった。
「…とりあえず来てくれよ。紹介するから。」
『…分かった。』
そう言うと親父は電話を切った。
…。
紗由…
早く会いてぇな…
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