恋人の距離

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だが… 「紗由…。」 寝ている紗由の唇を奪うと 「んっ…。」 色っぽい声を出してキスに応えてきた。 いつもならここで紗由は目を覚まして起きるんだが… 起こすつもりのキスがいつの間にか紗由を抱きたくなってきた。 「…けん…たん…。」 紗由の上に乗ると紗由は俺の首に手を回してきやがった…。 そんな事されたら止められねぇっつの…。 「…紗由…。」 紗由の胸にキスをしようとすると… 「…けん…たん…仕事…は?」 紗由は身体を火照らせながら呟いてきた。 ベッドの横においてある時計に目をやると 7時を少し回っていた。 「…。」 このまま仕事サボってやろうかと思う位火照った紗由の身体は俺を狂わせる力がある…。 「…続きは夜な…。」 そう言って紗由のおでこにキスをすると俺はベッドから身体を起こして起き上がった。 紗由から離れるのは大分名残惜しいが… 今日は朝から役員会議がある…。 俺は風呂場へ行くとシャワーを浴びた。
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