君の視線に射られたい…

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Mside 今日も1日、彼女の目だけを見ていたような気がする。 でも、今日も彼女の視線は、僕を通り越していった。 僕は、いつになったら、彼女の視線の中を泳げるのだろうか。 「あ、あの… 宮田くん?」 百合の花を思わせるような、澄んだ声が僕の名前を呼んだ。 僕は、ある期待を抱きつつ、ゆっくりと振り返った。 彼女のその、澄んだ視線が、僕だけを捕えている… 僕は、彼女の視線の中で、溺れて、沈んで、沈んで… end...
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