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side誠太
まったく今日はついていない
いきなり男子校なんかに転校しなきゃなんねーし
変な変装もさせられるし
いくら俺がclowの総長だからって
変装までする必要ねえだろ！！
しかも、男なんかにキ、キスなんてされるし
「あ、あのぅ・・・・」
変な怒りを覚えていたら
不意に声を掛けられた
ハッとして振り向くと
すごく綺麗な奴がいた
俺は今までこんなに綺麗なやつを見た事があっただろうか。
そう思うほどにそいつは綺麗だった
俺が固まっているとそいつが理事長室まで案内してやるといってくれたので、見た目どうりいい奴なんだろう
名前は中野佑人っていうらしい。
中野佑人
すごく一般的な名前なのに
そいつの名前だというだけで
すごくいい名前のような気がした
「誠太」
名前を呼ばれただけで
身体の芯が熱くなるのを感じた
微笑む佑人に思わず見惚れた
他の奴に見せたくないと思った
佑人に他のやつにその顔見せるなと言うと何を勘違いしたのか
頬を膨らまして拗ねてしまった
可愛過ぎて卒倒しそうになった
佑人のこともっと知りたい
そう思った
この感情がどんなものなのか
この時すでにきずいていたのかもしれない
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