私のターン………ドロー!

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何故俺はこうもあっさりと転校出来たのだろうか… 1学期が始まったばかりのこの時期に… それは簡単だ。 父親が転校先の理事長である。 権力にモノを言わせて俺を入れさせてくれたのだ。 流石は父である。融通きく。 別にファザコンでもなければ、父が俺を溺愛しているわけでもない。 あることを条件として提示し、転校することを許したのだ。 まぁ…母親がいない分、少々甘いと言えば甘いが。 よし。 真面目な話をして疲れた。 のんびり解説しちゃうぜこのやろう さて。 目の前に広がるのは 王道的男子校の正門である。 金の亡者、恐るべし。 門のくせに無駄に立派である。  
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