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なんか彼方が救世主に見える。
「ありがとう。メサイア様。ありがとう。メサイア様。」
安堵のあまり、すぐそばまで来た彼方に抱き付いてそう呟いてしまった。
あらやだ恥ずかしい。
「おーよしよし。人見知りなのによくここまで耐えたなー。」
なんだか彼方君が天使に見えます。
パパン。どうやら僕は、天使様に気に入られたようです。
「か…メサイア様。俺の部屋は何処ですか?」
取り敢えずマリモそっちのけ。
一匹狼()が気持ち悪いモノを見ているかのような目でこっちを見てきます。
君のお気に入りもマリモだよね
「俺と一緒。」
オタトモ様と一緒!?
「今すぐ行こう!さぁ行こう!早く俺のハム子に会いたい!」
自重?そんなの家に置いてきた
「ま、待ってくれよ!山田の名前まだ聞いてないんだぞ!」
まだ言うか。
恐らく顔は見えていないだろうが、取り敢えず冷めた目で見てあげた。
「だーやまは嫌がってます。俺の名前だったら教えてあげ…
るわきゃねーだろ阿呆。」
なんだこのイケメン。
お前になら抱かれても…
いやいや嘘嘘wwwwww
せめてネコじゃなくてタチが…
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