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仕方無いので
腐男子に声をかけます。
「ちょっとそこの腐男子さん」
彼は心底びっくりしたような顔をしています。
マヌケな顔も、イケメンだと絵になりますね。ﾀﾋねイケメン。
「な…にゃんだい？」
少々謎の返しです。ありがとうございます。
「理事長室に案内していただけませんか？」
勿論ツッコミませんよ。
まだ初対面ですもの。俺、恥ずかしい…きゃっ。
「うえ？ふ…副会長とか来るから、俺が案内することは…」
「副会長なんて得体の知れない存在に案内されるより、少々同族のかほり()のする貴方に案内された方がマシです。」
早速理事長の刺客ですね。
腐男子さんナイスです。
覗きに来てくれてありがとうございます。
「お？お、おう…わかった…」
本当にわかってるんですかね？
まぁ、校舎の方に向かっているようなので、一応わかってはいるんでしょうね。
残念そうですが、ドンマイです
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