私のターン………ドロー!

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「お前らー席つけー。」 やはりここでも王道なようだ。 ホスト先生が浴びている視線と声、全てがピンクとか卑猥な色だ。 あぁ。気持ち悪い。 美少年なら、まぁ許す。 ガチムチは…ギャグだと信じているぞ。 「黙れよお前ら。 転校生ー。早く入ってこい。」 キタゾ。 罵倒の嵐の予感☆ 俺が教室に入った途端にシラケる。 それから一拍置いてヒソヒソと罵倒の嵐。 言いたいことあるなら ハキハキと言いなさい…って お母さんいつも言ってるでしょう? な気分なう。 「山田です。オタクです。変装すんの大好きです。よろしくお願いします。」 完璧過ぎるな…この自己紹介。これじゃあ、パパンに褒められちゃう…きゃっ。 「自分でオタクって言うか…?まぁいいか。お前の席は…」 「俺の隣が空席でーす。」 「じゃあ…柊の隣だな。」 運命だな。最早運命だな。 腐男子と運命で結ばれるとか…ワロチ。 席につく途中で 陰湿な足掛けがなかった。 ツマンネ。  
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