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沖田率いる一番隊はいつものようにだらけることなく、きっちりと並んで歩いていた。 沖田の顔にも余裕がない。 「あなた達にはあっちを頼みます。なにかありましたらメールしてください。」 そこには自分の隊員達に指示している見廻り組がいた。 「こんなゾロゾロとどうしたんですかィ?あんた達も見廻り中かィ。」 「一応、見廻り組ですからね。」 「私は・・切りにきた。」 「それはそうと珍しいですね。真選組が真面目に仕事なんて。」 「こっちも毎日だらだらやってるわけじゃぁないんでねェ。あんた達も珍しいですねィ。町中で俺達と偶然会うなんて」 「近頃、攘夷浪士の鬼兵隊とやらがこの町へ来ているみたいでね。君達も気をつけた方がいいですよ。」 「俺達より自分達の心配した方がいんじゃないですかィ?」 言い終わると見廻り組の横を 通りすぎた。 ・・・同じ目的か。この町も危ねェみたいでさァ。
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