第3章:空からの訪問者

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俺の名は神崎拓也(かんざきたくや)。 この春から高校2年生になるごく普通の高校生。 俺の通う聖鳳(せいほう)高校は県内でちょうど中くらいのレベルの高校だ。 おふくろは俺が小さかった頃に亡くなっていたので顔もよく覚えてないし記憶もあんまりない。 親父はフリーのカメラマンの仕事をしていて海外を飛び回っているせいか、なかなか家に帰って来る事が無い…が、それ以前にアイツを父親と呼ぶのもどうかと…。 そんな訳で、俺は1人暮らしをしているんだが…。 …だからと言っていきなりコレは無いだろう? いくらなんでも年頃の男性の部屋に上半身裸の女の子が現れるなんて…。 しかも、頭に変な猫耳の様な物まで付けて…あ、尻尾もある。 何故こんな事になっているのかと言うと、30分程前に遡る事になるのだが…。 .
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