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「僕の名前はフェル!
お兄ちゃんの実験で地球に飛ばされちゃったんだ。
でも、無事着いたみたいで良かった♪
また火山とかだったらどうしようって思ってたから。」
「飛ばされた?」
どういう事だ?
「うん、僕、マーラム星から来たんだよ!」
「は?」
「♪」
「………」
「♪」
「それ…本気で言ってんのか?」
「うん!嘘じゃないよ♪」
はぁ~
有り得ねぇ~
「俺、夢見てんのかも。
すっげぇ頭痛ぇ~…」
ん?夢?
「あ、そっか!
コレは夢なんだ!」
きっとそうだ!
「って事で、おやすみ」
ZZZ…
コレは疲れが溜まったせいで見た悪夢なんだ。そう思い直し、俺は再び眠りに付く事にした。
「あ、ねぇねぇ!
そう言えば、此処って地球のどの辺りなの?」
再び眠ろうとする俺に話しかけてくるフェル
「…」
「お兄ちゃん、1ヶ月は迎えに来れないって言ってたしなぁ~。」
「…」
「出来ればそれまで泊めてくれると嬉しいんだけど…」
「…」
「…って、聞いてる?
ねぇってばぁ~」
「…」
ブチブチッ
「だぁ~っ!!
もぉ~っ、ウルサイっ!!」
分かったから静かにしてくれ
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・
―そして今に至る
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