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かつて、ボーレタリアというとても大きな王国があった。
その王国は【ソウル】と呼ばれるさまざまな性質を併せ持つ粒子を利用し、農具や家具、さらには武装などを作って繁栄していた。
しかしある日、突然【ソウル】の性質が変化し、【ソウル】のある場所には魔物が現れるようになった。
魔物は人々から【ソウル】を奪い、襲われたものは正気を失って他の者を襲うようになった。
【ソウル】は徐々に濃霧に姿を変え、その濃霧は隣国をも飲み込んでいく。
大陸はあっという間に半分ほど飲み込まれ、別の大陸へと逃げていく者もでた。
しかし、その中で二人の青年が剣を取った。二人の青年は装備を【ソウル】で強化し、さらに片方の青年は己の肉体すらソウルで強化した。
二人の活躍を見た戦士達は己の闘争心を再び蘇らせ、やがて戦士達はボーレタリア義勇軍と呼ばれるようになり、次々と魔物を撃破していった。
あるものは身長ほどもある剣を振るい、あるものは複数の敵を槍で貫き、あるものは触媒を用いて魔法を放った。そして最初の二人の青年は、長い激戦の末濃霧の発生源を撃破することに成功した。
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