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--浜野家--
「ただいまー」
「お、お邪魔します‥‥‥」
俺はさっき助けた女の人を自分の家に連れて帰りベットへと寝かせた。
「は、浜野君!! どうするんですかこの人!? 取り合えず浜野君の家に連れてきましたけど‥‥‥」
「ん~考えてもこの人起きないって! ちゅーか気長に待とうぜ~!
でも最初は服だよな~‥‥ねーちゃんに事情話して着せて貰った方がいいよな~?
(服破かれてたしとりあえず俺のジャージ着させてるけど・・・
ちゅーか、この人スッゴいエロイんスけど・・・)」
そんな事を考えていた俺にツッコミをいれたのは速水だった。
「浜野君今物凄く変な事考えてますよね・・・・
だめですよそんな事考えちゃ」
俺はドキッとしたけど誤魔化す様に笑って言う。
「んな訳ないじゃん~ 速水ちゅーか考えすぎだって!」
速水は俺をジトーっと見てから助けた女の人に目線を外す。
「とにかく、早く浜野君のお姉さんに頼んで服を着せてもらいましようよ」
速水の言葉に賛成してねーちゃんの部屋へ向かった。
ドアを数回ノックしてねーちゃんに声をかける。
「ねーちゃん、ちゅーか、ちょっといい??」
数秒後ドアが開きねーちゃんが出てくる。
「ん~、何 海士、今忙しいんだけど・・・・」
「ちょっとだけ頼みがあるんだけどさ~」
俺はねーちゃんに全て事情話した。
話が終わるとせっせと自分の服を持ち俺の部屋へと向かった。
「ふ~んなるほど、これは酷いわね、さてと・・・ ほら、二人とも部屋から出ていきなさい! 着替えさせられないでしょう?」
ねーちゃんは俺達を豪快に部屋の外に放り出しドアを閉める。
「相変わらずねーちゃんはひでーよ~」
「顔とかは良く似ているのに性格とかは全然似ていませんよね浜野君と歌穂さん」
「ほんとにな~ ちゅーか、ねーちゃんは厳しすぎるちゅーかなんちゅーか・・・・」
そんな、話をし始めてから数分後。
「終わったよー海士、鶴正君」
「ありがとねーちゃん」
「ありがとうございます歌穂さん」
ねーちゃんは俺達を見て言う。
「海士、鶴正くんその人起きたらちゃんと家まで送るのよ? 女の子一人じゃ危ないから」
「わかってるちゅーの!」
「はい、わかりましたっ!!」
ねーちゃんは頷いて自分の部屋へ戻っていった。
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