物語1 自分の存在

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私の名前は神童美由 有名な神童財閥の娘 そして、雷門高に通う2年生。 ----- 名門校に通えと父に言われたけれど私は名門校より普通の高校に通いたかった。 なので父にどうしてもと頼み込み進学は普通校雷門高校となった。 まぁ、ここは、ここで楽しいからいいの。 ある問題を除いては‥‥‥ そうそう、私に2つ下に弟がいるの 拓人って言う可愛くて泣き虫な弟。 フィフスの管理サッカーのせいで弟は苦しんでいたけれど革命を起こして今は楽しそうに自由なサッカーを楽しんでいるみたい。 ----- 「あっ、 そろそろ学校行かなきゃ・・・」 私は、日記を閉じ制服に着替え学校へ向かった。 ----- あ、言ってなかったけど私は小鳥遊美由って名前に変えて独り暮らしをしてるの なぜかって? 物語を見ていけば解るかも知れないわ ----- 「小鳥遊さ~ん!!」 私を呼ぶ声が聞こえ振り向くとクラスメートの笹川さんが手を振りながらかけてきた。 「おはよう、笹川さん(ニコッ」 「おはよう小鳥遊さん(ニコッ) あのね、私、数学の問題でわからない場所があって・・・」 「教室で教えてあげるから行きましょ?」 私がそう答えると笹川さんは嬉しそうな笑顔で「ありがとう!」と言った。 私たちは下駄箱につき靴を履き替えて教室へ向かう。 しかし、教室へ着くと私はドアの前に立ち止まりため息をつく。 「はぁ‥、またこんな下手な罠を‥‥」 「まただね‥‥‥ もう何度目だろう‥」 そう、これがある問題の答え。 プチいじめの事。 私の事を気にくわない財閥の娘がこんなイタズラをよく仕掛けてくる。 まぁ、酷い仕掛けよりは‥‥‥ 「‥‥‥、取り合えず入ろう‥?」 私は笹川さんに首を傾げながら言っていると向こうから足音が聞こえ私より先にドアを開けて案の定その人は財閥の娘が仕掛けた泥水にかかった。 「うわぁぁ!!」 あの娘は私がかかったのではないとわかると驚きの表情を隠せなかった。 「誰だよ!!、これ仕掛けたの!! 最悪‥‥」 クラスメート達は騒ぎだし私の代わりに泥水に引っ掛かってしまった沢田君はビショビショ。 「沢田君‥‥ 大丈夫‥‥?」 私は鞄の中に入れてあったタオルを取りだして沢田君に渡す。 「あ、ありがとう!小鳥遊さん!」 「うぅん」 私と沢田君が話しているとあの娘は私達に割って入ってきた。
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