…Relation†No.2…

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「いらっしゃいませ。」 「ガトーショコラとストレートティー。」 「かしこまりました。少々、お待ち下さい」 適当な席に着くと、店員のお決まりの挨拶とよく冷えたミネラルウォーターが簾慈(Renji)を迎え入れた。 間髪入れずに簾慈(Renji)はチョコレートケーキと紅茶を頼んだ。 ふと、店内を見回してみると思ったより広くてカウンター席が奥まで続いていてテーブル席が20席くらいの可愛い雰囲気のお店だった。 到底、簾慈(Renji)には似合わない。 しかも、1人だったためにかなり肩身が狭かった。 その不釣り合いな男がガトーショコラと紅茶を頼んでいるのだ。 こんなにアンバランスなものはない。
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