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「ヒロ、迎え来てくれるって。」 「ホンマ!?濡れずにすむな。」 ニコニコのヒロ。 「ほな入口行くで。待たせたら悪いやろ。」 「うん!」 遅番の奴に挨拶して入口に出た。 内「あっ!!あれちゃう!?」 「そうかもな。」 現れたのは一台の黒い高級車。 とまるなり運転手が降りてきた。 村「さ、どうぞ。」 運転手は黒い傘を俺等が濡れないよう車と屋根の間にさした。 「ありがとうございます。」 内「わっ!亮ちゃんイスふかふかやで♪」 乗るなり騒ぎ出すヒロ。 「ヒロ!静かに!」 村「かまいませんよ。」 運転手は優しくニコっと笑ってくれた。 「すみません。」 しばらく走ると車はホテルの前に。 内「お城みたいやな。」 「ほんまや。」 前に見たときも思ったけど町の雰囲気に合わへんな。 村「さ、中へ。」 橙「どうぞ。荷物お持ちします。」 新しい従業員が中へ案内してくれた。
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