第一章「出会い」

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ガラガラッ ドアの開く音と共に先生が入ってきた。 ああ。今日も長い1日がはじまる。 そう思った私は、 窓の外に目を向けた。 だけど、先生が発した言葉はいつもと違っていた。 「みんなおはよう。今日はなー、転入生がいるぞー」 げ。ってかこんな時期に? 今は5月。 少し時期違いな転入生。 だけどこのときの私は、 彼になんの興味も抱かなかった。 なるべく関わらないようにしよう。 そう、思っていた。
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