第一章「出会い」

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「西山ーはいれー」 クラスがしんと静まった。 私は頭は動かさず、目線だけをドアに向けてみる。 ガラガラッ 「…おはよーございます」 あ。やばいな。 そう思った瞬間 「「きゃーーーっ」」 …ほら。 女子の歓声が響き渡った。 まあ、たしかにかっこいいけど、 そんなに叫ぶほどなのかな? 栗茶の柔らかそうな髪はゆるいウェーブがかってて、色素の薄い瞳の色と、よくあっていた。 形のいい唇に、高い鼻。 180センチはあるだろう身長。 …こりゃ女子様たちが叫んじゃうか。
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