第一章「出会い」

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まあ、どうでもいんだけどね。 「自己紹介しとけー」 「あー…、えっと、西山隼人です。…よろしくお願いします」 …え?それだけ? 私の感想はもっともな筈なのに、 相変わらず女子様たちは叫んでいた。 「席はー岩倉の後ろなー」 まじですか、先生。 窓際の一番後ろの私の席。 たしかに後ろはあいていた。 けどさ、もっとさ、 ほら、黒木さんがめっちゃこっち睨んでんじゃん。 いや、まじ恐いです。 勘弁してください。
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