第1章-出会い。

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ミーン… ミーン…ミーン…ミーン 蝉の声が耳障りな 暑苦しい真夏の昼間 俺は必死で セメントを塗っていたー。 今日は給料日。 やっと、アイツに 婚約指輪を買ってやれる。 欲しがってた誕生石の 赤いルビーの指輪を渡して プロポーズして 一緒に式場の パンフレット見ながら シャンパンで乾杯。 顔に似合わない ロマンチックな事を考えながら 俺はいつも以上に働いた。
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