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あれから直接会って話したのは数回。
しかも、それ以来長く喋ってはいない。
特に会話もない。
この前屋上で会ったとき、またしても二葉さんは隣に座った。
……如月と一緒に。
(もしかしたら原因はこれにあるのかもしれないけど)
そのとき、何の気無しに『幽霊の友達って多いの?』と訊いた。
なんとなく気になっただけ。
『それが? 少なくとも生きてるほうはいないけど』
『……なんつーか、どっちも問題だよな』
ある程度予想していたとはいえ、改めて聞かされると呆れた。
本人はこの問題を全く意に介してないみたいだ。
別にこっちが心配する必要はないけど、ついつい気にかけてしまう。
まあ、なんでかというと。
じゃあ、その滅多にいない友達になれないかな、とおもった。
なんとなく、というか漠然としていて何が言いたいのかわからないけど。
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