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~魔導国家フィニート連邦~
"ギルドガードナー集会場"
「ガードナー・フラウディオ殿、確かに依頼達成の確認を致しました。
こちらが報酬金となります。」
「はいはい、ありがとさん。」
場所は変わってここは、魔導国家フィニート連邦のギルドガードナー集会場。
ガードナーとは、フィニート連邦がギルドで以って管理をしている、所謂なんでも屋みたいな物だ。
危地へと赴けない一般市民の代わりに、彼ら一般市民の依頼を受けて危地へと赴き、物品を集めたり、魔物の討伐をしたり……。
また、ガードナーになることはそう難しくはない。
ギルド側が掲示する基準を満たした上で、ギルドに届け出をだせば良いのだ。
それに加えて基準も、年齢などの制限などの軽いものしかない。
腕を磨けば良い仕事も舞い込んで来るため、ガードナー内でも凄腕の人間は、大量のお金を稼いでいるという話もザラではない。
そして、ギルドガードナーとは言わば、一般市民とガードナーを繋ぐ仲介者の様な物である。
一般市民の依頼を受付け、ガードナーにその依頼を紹介する。
そして、報酬金の一部を仲介量として取り、運営にそれを回している。
ただ、報酬金の一部を削られたくなければ、ある物を納めると削られないようにすることもできる。
……だが、それはまた次回に回そう。
とにかく、ガードナーとギルドガードナー、一般市民の関係はそんな所だ。
仲介でしかないために、ギルドガードナーはそこまで手厚い保障はガードナーには与えない。
ガードナーの数自体数が多いため、フォロー仕切れないのが現実であったりする。
そして今、フラウは依頼をこなしたということで、ギルドガードナーの役人から報酬を受けとった所だ。
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