俺の回想

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俺はいつも通り学校に向かって歩いていた。 隣には知り合いの浦葉 奏がいる。 もう一度言う。 ・・・・ 知り合いだ。 俺にはイケメンで、クソリア充な主人公体質の友人など存在しない。 今言ったようにこいつはイケメンだ。 しかも誰にでも優しい(らしい)。 だから女にももてる。 そして鈍感という王道主人公スペックを持っている。 マジ うぜぇ… おっと失礼、本音がwww 何より嫌なのが俺のことを親友と呼び、くっついてくることだ。 確かに小学校から中学までずっとクラスが同じ。伊佐と浦葉だから基本出席番号も前後。高校ではクラスはちがくなったが、同じ学校である。 ここまでいくと腐れ縁は認めざるを得ないが、俺は親友になった覚えはない。 こいつのせいで彼女ができたことがない。 つーか、こいつと一緒にいるからか女どもからすっげー嫉妬の目で見られる。 俺はホモじゃねーからとか言ってもスルーされる。 なんなんだあの浦葉クラスタクソビッチどもは。 日本語通じねぇぞ。宇宙人か?宇宙人なのか? 周りの非リア充仲間からは 「おまえ、アイツ(浦葉)がいなきゃ普通に彼女できてんのにな…」 と、同情される始末。 俺、テラ不憫www そしてまた浦葉が近づいてきて女どもに睨まれループループループ… まぁこの俺、テラ不憫www な話は置いといて。
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