プロローグ

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これに対して、海斗は何とも、言えない表情をしている。 「ちょっと、あんたそんなこと言っちゃダメよ。」 と、同じクラスで、海斗好きな桧山あられは、言った。 「桧山さん。ありがとうございます。」 「私、大したことしたことしてないんだけど…」 「そうですよね。突然なんですけど。」 「何?」 「ぼ、僕と一緒に中2病を無くす旅に行きませんか?」 「えっ!何で?」 「実は、友達がこれで死んでしまって。」 「そう、深くは聞かないけど、辛かったんでしょうね。」 「はい。」 「分かった。一緒に行きましょう。」 「本当ですか?」 「本当よ。」 「やったー!」 「あと、一人、二人は欲しいわね。」 「そうですかね?」 「そうよ。だって、人数が多いに越したことないでしょ。ね?」 「そうですね。言われて、分かります。」 「じゃあ、手当たり次第探しますか。」 「そうですね。」
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