プロローグ

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―1時間後― 「海斗くん、見つけた?」 「うん。」 「えっ、誰々?」 「3組の神田夢太郎。」 「えっ、マジで!」 「うん。」 「まぁ、来てくれるだけ、いいか…」 「そういえば、桧山さんは見つけた?」 「えっ、まぁ見つけたけどね。」 「えっ、誰々?」 「1組の磯山花子さんだけど…」 「えー、あの学校1の逆べっぴんさんと、呼ばれているあの人を―!」 「うん。」 「まぁ、いないよりいいか…」 ―次の日― 「よし、全員揃ったな。」 「えぇ、揃ったわよ。」 「揃いましたね。」 と、これが神田夢太郎。 「揃いましたけど、何するんですか?」 と、これが磯山花子。 「あの、ですね。磯山さん。それは、中2病を無くす旅です。」 「そうなの、分かりました。」 「桧山さん、何て言ったの?」ひそひそ話を、海斗は話しかける。 「日本全国、たこ焼き食いの旅。」 「嘘だろっ!」 「嘘だよ。本当は旅に行くって、言ったら来た。」 「そうなんですか。」 「えーと、海斗くんだっけ?ちょっと、早くしてくれない。」 「あー、すいません。神田さん。では、行くぞー!」 「おー!」
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