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世界の黒さを知った君の心が
なんでそんなに白いのかな？
無色透明のあたしと違って
君にはちゃんと色がある
誰かの色を吸い取ることも
誰かの色を真似ることも
出来ないあたしを[あおい]と
名付けた母の間違いを
あたしは一生背負っていくの？
あおい あたしは何色にも
染まることなど出来なくて
｢好きな色は？｣と聞かれて
青と黒でごまかしてきた人生
名前があおいであるように
髪が黒であるように
神がこの世界の色を決めるなら
この二色は使わない。
好きな色はと聞いたあたしを
軽く睨んで ごまかす君
答えを直ぐに出すのは勿体無い
なんていうみたいに 頷く
わかりやしない 君の心
わかりたくない 自分の色
好きな色は？と聞かれて
なんて表現すれば正解なのか
わかりもしないから
｢全部すきだ｣っていう
博愛主義を貫いて
生きていくのも悪くないね。
無色透明のあたし
白い君
世界は結果 何色なの？
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