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──────№side
何とか兄弟達と打ち解けたちぃ。
次男の右京に用意してもらった珈琲を飲んで一息吐く。
ちょっと過激なコミュニケーションをとったので、
右京が用意してくれた温かい珈琲が体に染み渡る。
*「ふぅ…。 美味しい。」
ソファーに座りながら言うちぃに、
右京は笑顔で「ありがとうございます」と答えた。
ちぃが笑顔で言うと、いろんな兄弟達が一緒になって「珈琲を飲みたい!」と言い出した。
そのおかげで右京は、皆分(末っ子の弥だけジュース)を用意するはめになった。
そして宴みたいな雰囲気になったので、
そのままちぃの歓迎会をすることになった。
ごちゃごちゃと用意をするは良いが、
肝心のケーキがない。
主役といえるケーキがないので少し寂しい。
皆して「う゛~ん…」と唸り、最終的には皆諦めかけていた。
その時、皆が溜め息を吐いたと同時に、玄関のチャイムがなった。
右京が「少々お待ちください」と返すと、すぐにリビングを出る。
皆が少しの間待ってると、右京が3人の男女を連れて戻ってきた。
ちぃは3人を見ると「あ…」と声をもらした。
するとその中のちっこい女の子─満が、ちぃに向かって駆け出す。
満「ちぃちゃん3週間ぶりです~!」
バッとちぃに抱き付く満を優しく抱き締め返すちぃ。
そのあとを変装をした楔と胡蝶がついていく。
胡「ちぃさん、お久しぶりです。」
楔「元気にしてたみたいだな。」
変装道具─帽子や眼鏡をとった楔と胡蝶。
胡蝶は両手を前にやり腰を90度に折ってお辞儀。
楔もグラサンをとって、少し微笑みながら男前の笑顔を浮かべる。
スッと顔を上げ天使の微笑みを見せる胡蝶に、
楔の男前の艶っぽい笑顔という2つの最強タッグ。
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